不幸中の幸い
読み方
ふこうちゅう の さいわい意味
悪い出来事や災難の中で、被害が思ったより小さかったり、少しでもよい結果があったりすること。完全に幸運という意味ではなく、「不幸ではあるが、その中ではまだ救いがある」という気持ちを表す。由来
特定の故事・伝説に由来するものではなく、「不幸」のさなか・範囲を表す漢語的表現「不幸中」に、「幸い」を結び付けた言い回し。成立時期や初出年は不明だが、近代以降の日本語で一般に定着した表現とされる。備考
深刻な不幸を軽く扱う印象を与える場合があるため、他人の災難に使うときは配慮が必要。「まだ救いがある」と慰める文脈でよく用いられる。例文
- 車は大破したが、全員が軽傷で済んだのは不幸中の幸いだった。
- 財布は盗まれたけれど、身分証を別にしていたのは不幸中の幸いだ。
- 試合には負けたが、主力選手がけがをしなかったことは不幸中の幸いと言える。
- 火事で家財を失ったものの、家族が無事だったのは不幸中の幸いだった。
- 大事なデータは消えたが、バックアップが一週間前に残っていたのは不幸中の幸いだ。
類義語
- せめてもの救い
- 災い転じて福となす
- 怪我の功名
- 地獄で仏
- 救いがある
対義語
- 泣きっ面に蜂
- 弱り目に祟り目
- 踏んだり蹴ったり
- 一難去ってまた一難