下手な鉄砲も数打ちゃ当たる
読み方:へたな てっぽうも かず うちゃ あたる
意味
技量が十分でない人でも、何度も試みたり数多く行動したりすれば、そのうち成功することがある、という意味。成功の確率を上げるには、失敗を恐れて一回で諦めず、試行回数を重ねることも大切だというたとえである。
由来
鉄砲の腕前が未熟でも、何発も撃てば偶然標的に当たることがある、という実感に基づくたとえ。鉄砲が日本に伝来・普及した戦国時代以後に生まれ、江戸時代には広く用いられたと考えられるが、正確な初出年や特定の文献は不明である。上方いろはかるたの「へ」の札としても知られる。
備考
比喩として、応募・営業・企画など試行回数が成果につながる場面で使う。相手の技量を「下手」と呼ぶため、他人に直接用いる際は失礼にならないよう注意する。
別表記
- 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる
- 下手な鉄砲も数打てば当たる
- 下手な鉄砲も数撃てば当たる
- 下手の鉄砲も数打ちゃ当たる
誤用・混同注意
- 「数を打てば必ず成功する」という成功の保証を表す言葉ではない。試行回数を増やせば成功する可能性が高まる、というたとえである。
- 努力や改善をせずに無計画に回数だけ増やすことを無条件に勧める意味ではない。
例文
- 新規顧客への提案は簡単に決まらないが、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるという気持ちで、まずは多くの会社に連絡してみよう。
- 彼は何度も公募に応募し、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるとばかりに、ついに希望していた賞を受賞した。
- ただ数をこなすだけではなく、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるという方法から得た失敗を、次の改善に生かすことが重要だ。
分類
類義語
対義語
- 一発必中
- 二兎を追う者は一兎をも得ず