あんだら繰る
読み方:あんだら くる
意味
筋道の立たないくだらない話や、でたらめを、もっともらしく長々と口にすること。相手の発言を軽蔑したり非難したりしていう、古い言い回しである。
由来
初出や正確な成立時期は未詳。江戸時代に流行した、読経をまねて滑稽な文句を唱える俗謡・大道芸の「阿呆陀羅経(あほだらきょう)」と関係する語とされる。「あほだら」が「あんだら」に転じ、「繰る」が経文などを繰り返し唱える意であることから、意味のない話を並べ立てる意になったといわれる。
備考
古風で、現代の日常会話ではあまり用いない。相手を「くだらないことを言う人」と非難する強い響きがあるため、直接人に向けて使う際は注意が必要である。
別表記
- あんだらを繰る
- あんだらをくる
- 安駄羅繰る
- 安駄羅を繰る
補足
- 単に経文を読んだり、同じ話を繰り返したりする意味ではない。慣用句としては、筋の通らないくだらない話を並べることをいう。
例文
- 根拠も示さずにあんだら繰っていては、会議は前に進まない。
- 彼は酒が入ると、昔の自慢話を延々とあんだら繰る。
- 「あんだら繰るのはやめて、要点を話してくれ」と部長は注意した。
分類
類義語
- 戯言を並べる
- 出任せを言う
- 法螺を吹く
- 阿呆陀羅経を唱える
対義語
- 正論を述べる
- 理路整然と話す
- 事実を語る