あんだら尽くす
読み方:あんだら つくす
意味
できる限りのことをすること、ありったけの手段・力・物を出し尽くすことをいう。問題を解決するために考えられる手だてを残らず用いる場合や、もてなしなどに十分以上に力を入れる場合に用いる。
由来
江戸時代以降に尾張地方で伝えられたことわざとされ、尾張いろはかるたの「あ」の札としても知られる。一般には「あんだら尽くし」の形でも伝わる。「あんだら」の語源や確定した漢字表記については定説がなく、成立した正確な年も不明である。
備考
現在の日常会話ではあまり一般的ではない古風な表現である。尾張地方のいろはかるたに由来する地域色のあることわざとして知られ、「あんだら尽くし」ともいう。
別表記
- あんだら尽くし
- あんだら尽し
- あんだらづくし
誤用・混同注意
- 「あんたら尽くす」とするのは誤り。人を指す「あんたら」とは関係がない。
- 単に物を無計画に使い果たす意味ではなく、できる限りの手段や力を用いる意である。
例文
- 救出のために、関係者はあんだら尽くして手だてを講じた。
- 開店初日は、店主があんだら尽くして客をもてなした。
- 資金も人員もあんだら尽くす計画では、後が続かない。
分類
類義語
- 手を尽くす
- ありったけの手を尽くす
- あの手この手を尽くす
- 力の限りを尽くす
対義語
- 手を抜く
- 手控える
対比・対照ことわざ
- 過ぎたるは及ばざるが如し