且
意味
1. しばらく、しばらくの間という意味を表す。時間的な一時性や短い期間を示す場合に使用される。2. かつ、さらに、おまけにといった、事柄や状態を並列したり付け加えたりする接続詞的な用法を持つ。また、その上、しかもという意味合いも含む。3. まさしく、まさにという、強調や断定を表す副詞的な用法がある。文脈によっては、今にも、まもなくといった未来の予兆を示す場合もある。4. 助字として文中に用いられることが多く、文脈を整えたり、句調を調整したりする役割を果たす。
読み方
音読み
ショウ/ソ/サイ
訓読み
か(つ)/しばら(く)/まさ(に)
字形情報
画数
5画
部首
二
字源
象形文字。古代において、積み重ねた供物(肉など)を載せる台や、祭祀に用いる位牌のようなものを象った形に由来する。そこから、重ねる、並べるという意味が派生し、転じて並列を表す「かつ」、時間の短さを表す「しばらく」などの意味に用いられるようになった。
Unicode情報
コードポイント
U+4E14
Unicode名
CJK UNIFIED IDEOGRAPH-4E14